ロックンロール!(ラップだけど)

ILL-BOSSTINOはかなりの逸材。随分昔のロッキン・オンの2万字インタビューみたいな作りになっていますが、インタビュアーもノリノリ。ダンス甲子園!

(注:「影」というのはインタビュアーさんです)
15くらいから普通にいきがってたね。今もそうかもしれないけど、はっきり言ってこんなぶっ壊れてる国だったらグレてるのが普通で、真面目にやってる人間が何人いるの?っていう世界じゃん。しかも、どこからがグレててどこからが真面目なのかっていう境界線ももうないんじゃない? 俺等の時はタバコ吸ってて、バイク乗ってるとグレてて、そうじゃないとグレてないっていう位のものだったけど、今だったら境界線がわからなくなってもっと壊れてるんじゃないの。 

影: 高校をやめようと思った理由は何だったんですか? 

ILL-BOSSTINO: 何だったんだろうね、「15の夜」(尾崎豊の名曲)みたいな感じだったんじゃない(笑)。「縛られたくねぇ、俺は自由だ」とかそういうのかもしれない。 

影: ちなみに土方の仕事を選んだのは手に職を付けたかった、ということですか? 

ILL-BOSSTINO: いや、悪い中学校から真面目な高校に入っちゃったから、周りのみんなも真面目坊主に見えて、それが「つまらねーっ」て感じになって手っ取り早く外に出たかっただけなんだけど、俺が17から土方やってる時、周りの同い年の人間はみんな彼女も作って、童貞も捨ててっていう感じのハッピー高校生ライフの真っ最中だったし、泥だらけの中で1人でずっと過ごしていくことに可能性をあまり感じられなくなったんだ。そして「俺はずっとここにいるのか、俺はもっとやりたいことが沢山あるんじゃないか」と思い「もう1回学校に戻ろう」みたいになって戻った。

影: 1番最初に札幌に出てきてから、音楽としてはどこら辺と出会ったんですか? 

ILL-BOSSTINO: HIP HOPだったと思う。その時に自動的に入ってしまったと思う。函館にいた頃にもうその兆しはあったんだよね。俺が高校生の時、日本の音楽って凄いたくさん聴いてて、BLUE HEARTSも勿論そうだし、SIONとか、THE STREET SLYDERSとか、RED WARRIORSとか、あの時代の黄金のバンドばっかり聴いてて、それで札幌出てきて、テレビでダンス甲子園っていうのがやってたし、取り敢えずHIP HOPだった。俺は最初、ダンサーになろうと思って4年位ダンサーやってたんだけど、まだやっぱり決まってなかったね

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