そもさんせっぱ

将軍さま

昔から知っているのに、全然意味が分からない言葉を発見したので、気になって調べてみました。『そもさんせっぱ』です。アニメの一休さんがその言葉をつかっていたのですが、ごく自然に流していました。仏教(禅宗)の問答だったのですね。

  • (そもさん)どうだ、いかに
  • (せっぱ) 相手の説を言い破ること、説き伏せること、説得


このままでは全然意味が分かりません。問答のかけ声だといわれてもさっぱりぴんときません。もうちょっと調べてみましょう。

そもさんは漢字で『作麼生』と書き、「さあさあ、どうだ、わかるのか?」という挑発にも似た、質問開始の掛け声です。
せっぱは『説破』という漢字の見た目どおり、「説明して、(あなたのした質問を)破ってみせよう」景気のよい答えの合図です。

開祖を達磨とする禅宗。この宗派において問答は、悟りを開く手段として重視されています。人間は輪廻転生してゆくうちに小さな悟り、大きな悟りを得てゆくものとされ、そのひとつひとつの悟りの進歩(完全なる悟りへの進捗状況)を問答によってはかるとされています。

(リンク・永平寺)http://www25.big.or.jp/~tenzo/zenshojin/eiheisaijiki/2-1hossennsiki.htm


一休さんのテレビ放映中に数度だけ使われた挿入歌を見つけました。まったく覚えがありません。

    そもさんせっぱの歌
なぞなぞ〜なん〜で〜も〜 そもさん せっぱ!
あたまを〜くる〜く〜る〜 そもさん せっぱ!
いっきゅう〜 さんの   そもさん せっぱ!
わ・か・る・か・な?   わ・か・る・か・な?
ほんとに ほんとに ほんとに ほんとに
わ・か・る・か・な?

一休さん、ちょっとくどいよ…

知っていても、威張れない豆知識をどうぞ。

武蔵(27)=正道会館=の意外な系図が判明した。なんと先祖がかつてのTVアニメ「一休さん」で人気キャラクターの蜷川新右エ門(にながわ・しんえもん)だったのだ。新右エ門は室町幕府の要職に就いた実在の武士。

適当に見ていた一休さんの登場人物解説。意外と興奮しないのはなぜだろう。

とんちんかんちん とんちんかんちん 気にしない 気にしない 気にしない 気にしない