新体操にかける情熱

シャム双生児じゃない!

「リボンが欲しい」

かかってきた電話を取ると、唐突にそんな言葉が受話器から飛び出しました。まあまあ待てよ落ち着きなさい、どれどれどういう意味かとたずねてみると、

  • オリンピックがある度に、新体操はいつも見ていた
  • リボンをひらひらさせたくなる
  • お母さんと協力して作るが、リボンが短く、どうしても結び目ができてうまく回せず、本物とは違う
  • 都会には色々あるから、そこらへんで売っているのではないか
  • 本物があれば、町の体育館で練習して、披露する
  • 「タッチ」の南ちゃんようになりたい

タッチ…いいかもしれない…

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順序立てて話を聞けば、私も分からない人間ではありません。どちらかというと「リボンをクルクル回してみたい側」の人間です。
地方の体育館でただリボンをクルクル回している姿をみたいではありませんか。
お店を探すよりも、ネットで探した方が手っ取り早いので調査しました。

リボンは意外と安かったのですが、6メーターもあるとは意外でした。取り回しに時間がかかりそうです。回す時の姿勢と、円運動をブレなく続ける手首の強さ。投げて受け取ったりする感覚は、何度も繰り返し練習して覚えなければなりません。
スティックの値段は高くても4千円以内です。

「これだけあれば、リボンはなんとかできるよ」と報告をすると、「思ったよりも高いからお母さんのヤツで我慢する」との答え。お前の情熱は、それだけのものでしかなかったのか!と熱くなりそうでした。いつのまにかバリバリのリボンサイドにいました。しかし、私の中に生まれたリボンへの情熱は意外に強く、ちょっとお金に余裕ができたら…とすら考えはじめています。

本日の画像は、今日観た映画スタック・オン・ユー(マット・デイモン主演)に影響されたものです。