ひろうすは間違い/ポルトガル?

大変ショックな事がありました。私は和食が好きで、その中でも好物ランク上位の物が外国産だということが分かったのです。
おでんの具や、甘辛く煮込んでおいしくいただく、中に豆腐やひじきが入っている練り物です。私はそれを「ひろうす」と呼んでいました。
友人に「久しぶりにひろうす食べたいな。作ろっか」と話しかけたところ、不思議そうな顔で「なんじゃいな」と答えられました。
そのものの概要を説明すると「…がんもどきか?」とあっさり納得されました。その通りです。
私もがんもどきという言葉を知っていたのですが、醤油とだしで甘辛く煮込んだものは「ひろうす」だったのです。
だって、おばあさんがそう呼んでいたから…
気になって調べてみました。ローカルな呼び方ではないはず…でした。
しかし、調べた結果、「飛竜頭」という当て字を使った「ひりょうず」が正しいものでした。ばあちゃん、微妙に読み方間違えているよ…
さらに衝撃だったのは、この言葉の元になったのは、ポルトガル語のfilhos(綴り大丈夫かな?)というモチモチした具の揚げ物からとられたということです。
この料理も昔から好きなのですが、全然似てないよ…

でも、まあいいや。間違いを知った今でも私の中ではひろうすで行くことにしました。ばっちゃんの名にかけて、間違いを受け継いでやっていくよ!