真夜中のインピーダンス

これがインピーダンスなのか。

機械に関しては中途半端な知識でいつも真っ向勝負。先生今日も元気に夜更かししています。電気やパソコンについての文章の依頼なんて受けたこともありませんでしたが、『まったくの素人が学習するっていう設定だったら大丈夫!』『何ごともチャレンジする姿勢を見込んで』『いつもよりギャラに色つけときますわ』と強引にねじ込まれ、締め切りがけっこう先だったので受けてしまいました。

今夜は涼しいし、夏休みの宿題を早めに終わらせるいい子になった気分で「なんについて書こうかな…」と思案しました。

そこで気づいたのが、あまりにも電気に対する知識がないことでした。なにかについて調べようと思っても、なにも浮かばないのです。真っ白です。まるで砂漠で置き去りにされたラクダのような気分でした。そこでIT用語辞典という初めて訪れたページをざらっと眺め、なんとかなりそうな言葉をピックアップしてみました。気に入ったのは






以上の5つでしたが、解説を読んでみて、いかんともしがたい事態に陥りました。とにかくやっつけてみようと書いたのが、


パソコンの画面を見るのに疲れたら、ちょっと想像してみるのもいいかもしれません。パソコンの中では、電気がちょっと奇妙な踊りをしています。その踊りは外国の踊りで、インピーダンスと呼ばれています。バチバチと音を立てて、奇妙な帽子をかぶりながら。ターミネーターと力を合わせて、ガチンコファイトです。ターミネータは抵抗を分散してくれる、頼もしい味方。踊りがターミネータと合わさった時がチャンスです。




ほんとうに頭からケムリが出てきそうなほどです。読み返してみて、電波はじゅうぶんに詰まっていますが、笑いも豆知識もなにもない荒野が出来上がっていました。自分のあまりの無能ぶりにびっくりです。明日もう一度だけトライしてみて、本当にだめだったら断ろうと真顔で思いました。人間、じぶんの身の丈を知るということは大切だと思います(半泣きで)
本日のイメージは、インピーダンスでイメージ検索した際に一番上位で出てきたものです。

インピーダンス 【impedance】
読み方 : インピーダンス
回路に交流電流を流した際に生じる抵抗(交流抵抗)。
インピーダンスは信号源(電源)にまつわる信号源インピーダンスと負荷(抵抗)にまつわる負荷インピーダンスとの2種類に大別できる。信号源から得た電力を最大限負荷で消費するためには、両者の間でインピーダンスマッチングを行う必要がある。
SCSI規格のような、ケーブル長、データ転送速度を有するデータ転送系ではインピーダンスマッチングを行わなければ回路の終端で信号の反射が生じて信号波形が乱れ、正常なデータ転送が行われない原因となる。

インピーダンスで記事を書き終えました。終わった瞬間に「あと3回、お願いしますね。けっこう助かるでしょう(指でお金のサインを出しながら)」と言われ、半笑いで頷きました。後悔することを承知でやってみる「でも、やるんだよ」スピリットで頑張ります。