素敵なプレゼント/IRONMAN MAGAZINE
色々なタイプの友人を持つと、色々な価値観を知ることができとても楽しいですね。それを実感できる出来事がありました。久しぶりに連絡をとった友人が、近況の報告もそこそこに、「もし良かったらいい本を送るから、住所を教えてくれ。とにかく読んでためになるから。好きになるって」とまるで宗教かネットワークビジネス(ネズミ講)の勧誘みたいな言葉を連ね、猛烈に迫ってきました。一瞬ためらいましたが、巻き込まれるのもまた一興。つまらない不安を振り捨て、アドレスを教えました。すると、その夜にさっそく宅配便が届き、たくさんの本とCDが送られてきました。なにをそんなに急ぐ必要があったのでしょうか。とにかく新しいCD詰め合わせはとてもうれしい援助物資でした。段ボールの中には結構な量のCDや本。そして、一番上にそっと月刊誌が四冊ほど置かれていました。その四冊が私の固定観念を砕いてくれるきっかけになるとは、その時は夢にも思いませんでした。
「今、これが面白いんじゃなくって、かっこよくて面白いよ。惚れる!」
メモに殴り書きで私だけに向けたアオリ文が書かれていた本は「IRONMAN MAGAZINE」といういわゆるボディビル雑誌でした。強烈な表紙を見て、半笑いでページをめくり始めたら、ふと気づいたらじっくりと読み込んでいました。まるでマッチョの魔法にかけられたように……
ケン・ヤスダ
巻頭特集はケンドー・カシンを特集した記事でした。橋本真也似によく似たトレーナー、ベビーフェイスのムキムキマッチョ(みんなマッチョですが、とくにマッチョ)「ケン・ヤスダ」さんに釘付けになりました。ロサンジェルスの猪木道場でインタビュアーとなって、カシン・藤田にゆるいインタビュー形式の記事を担当しています。気持ちカシンを持ち上げているのか、自分のトレーニング方をアピールしているのか見えづらい面もありますが、人当たりが柔らかそうなケンさん、悪い人ではなさそうです。しかし、自分のブログではちょっぴり壊れぎみです。でも楽しい。
ハムもバリバリにしようぜ!
ケンヤスダの利点の1つ、ハム、はすさまじくなっている。”やはり、ボデイビルは完璧な体を作り上げないといけないから、特にみんな無視するハムを集中していたよ。現在は、ハムより他の部分に集中しているけど、ハムは努力しなくてもバリバリ出てくるので、安心できるよ”来年の夏のNPC Mr. USAに日本人初としてヘビー級に出る。”現在は125キロあるから、うまくいけばスーパーヘビーかな?”とコメント!
「ハムもバリバリにしたいな」と思ってしまいます。だってケンさんの甘い微笑があるから。
読んでいるうちに、徐々に筋肉に対する先入観もなくなり、なんだかストイックでいいじゃないか、かっこいいじゃないか、じゃいか。そんな風に感じるようになってきます。
たけし軍団のお宮の松による、ダイエットも兼ねたボディビル日記「お宮の松Blog」もかなり文章量が多く読める連載です。もうマッチョに首ったけ。
“ジュラシック”木澤
初めて知った素敵なキャラクター、新世代バルク派ビルダー“ジュラシック”木澤大祐。バルク派としては、下田もかなり力がある選手です。「バルク」とは、質のいい筋肉を武器にしたタイプの事だと…思います…たぶん、その逆が「デカい」とにかく大きな筋肉を見せるタイプです。
パワーリフター・三土手
一見、ボディビル的な体型でないと軽く見てしまうかもしれませんが、この方は2005年世界パワーリフティング選手権・ベンチプレスの部で見事350.5Kgの世界記録保持者、三土手大介さん。
もう、読むしかない!というか、まだこの本しか読んでいません。純粋に面白いです。
だって今月号、特集が
●身長158cmのジャイアントキラー ダニー・パディラ
●握力トレーニー、大阪に集合! 噂の『握力オフ会』潜入レポ!
●スポーツメディスン 傷害は手首の中の管にあり……
●ボディアジャスト3 アクセル筋デッドリフトをマスターしよう
ワオ!微妙にフリークス!
(リンク)月刊IRONMAN JAPAN