ある光
五年ぶりに電話をかけてきてくれた友達がいました。うれしかった。なつかしい声が受話器から聞こえてきました。私を古いあだ名で呼ぶ声を耳にした瞬間、五年前と全く変わらない関係性に戻る事ができます。興奮して五分ほど話し、明日もあるからと通話を終了しました。「またね」と回線を切ってから、すこし笑った顔の余韻が残っている自分に気づきました。しかし……
もういい大人になった二人の会話の内容を反芻してみて驚きました。
- お互いにどこに住んでいるか分からない
- 結婚したかどうかはお互いに謎
- 仕事もどうなったのか謎
- そもそもなんの電話だったのかが分からない
結局、二人で昔と同じ勢いで一生懸命話したのは、ホンジャマカについてでした。私たち二人は全く興味がないはずなのに。せっかくなので気づいた点を列挙します。
- 石塚は大人気 レポートなどで起用されているレギュラーの数は10本は超えている。最近では笑った顔(つくり笑い)がすこし柔らかくなってきた
- 石塚の奥さんはしっかりした人らしい 体調管理が大変だろう。
- 恵のダイエットはリバウンド管理がしっかりしている。病気をしたのではなかろうか(なんの裏づけもない妄想)
- 東京フレンドパーク、ホッケー被り物 芸能人がゲームをする番組で、もうやめてもいい立ち位置のホンジャマカがホッケーの対戦相手を務め続けている。それは、二人揃ってする仕事をなくさないためと、後は初心忘るるべからず的ななにか?でも、ビートたけしがするかぶり物と同じようななんだか笑う事のできない「いやな感じ」が立ち込めていないか?
- 恵の司会業+知性派タレント化はどの程度成功しているのか? 表面的にはまずまずなようだが、けっこう苦しいはず。FMラジオでDJをやっているが、その時の柔らかい対応は好感度を感じる(友人のコメント)
- そもそも、ホンジャマカっていったいなんだろう…… 熱心なホンジャマカファンを見かけたことがありません。考えれば考えるほどにぼんやりしてゆくホンジャマカの幻想。まるで近づくと逃げてゆく蜃気楼のように思えます。
そもそもきちんとした形で「お笑いコンビ・ホンジャマカ」というものをはっきりと認識した事がありませんでした。これは由々しき事態です。