勇気

熱がなかなか下がらない。こんな時は、忍者になって風邪と戦うイメージによって免疫力を高める療法の出番だ。そう考え、一生懸命にイメージしようとするけれど、今回はなかなかうまくイメージが出来ないからか、熱が下がらない。月曜日から36度37度38度39度とみるみる上昇。これはちょっと高すぎるし、マンガみたいな千鳥足になります。
そんな昨日の夜、友達二人がニヤニヤしながら「お見舞いだよ」とやってきました。
私は「迷惑かけてすまないね」と病人らしい対応をしていたのですが、二人はあまり言葉を発せず、いきなり私に襲いかかってきました。一人が私の肩を押さえ、もう一人が私の下着を脱がそうとしました。
私は友達に比べると余りに力が弱く、熱もあり、私のおしりを執拗に狙う二人に対しての抵抗を諦めかけました。しかし、なにか注射のようなものが目に入り、やられるわけにはいかないと、足元にいる人の顔を蹴り飛ばしました。
いったい、なにをする気だったんだと問い正すと、「座薬入れてあげようと思って…これも優しさだよ」と満面の笑みで答えられました。それは優しさじゃなくって黒い好奇心だよと教えてあげ、座薬は使わず、薬を飲んで眠りました。
明けて今朝、汗びっしょりでめざめ、体温をはかると38.5度。歯がカタカタ鳴っていました。その時枕元にあったのが座薬、名前はボルタレン。物心ついてから、初めて座薬を使いました。びっくりするほど効き目があります。
勇気振り絞って使ったかいありました。ビバ!座薬!グレイト!ボルタレン
高熱が続く人はみんな座薬使うといいよ!とすすめて回りたいよ…
使って一時間で真っ直ぐ歩けるし、ご飯もモグモグ食べられます。これも全て座薬のお陰です。