らーめん一作 ぼんやりしてきました

らーめん一作

こんにちは門真チック天国の時間です! 軽快に一文を書きその表示された文字をみて、はしゃいでいる自分を意識してしまって勝手に冷や水を浴びている今日この頃、最近、いつラーメンを食べましたか?と問いかけの形をとりながら、定期的に文章を書かないため生まれた感覚のずれを感じています。


お店紹介・グルメレポートという形になるのでしょうか、誰に頼まれたわけでもなく自発的に書き始めそして自分で困惑している不思議な自家中毒的な気持ちを抱えたままタイピングしています。自分のための記録?それとも情報の共有?と難しげな話題について書きたい気も一瞬しました。車のレースにたとえると、スタート直後にチームからの指示を無視してピットイン、独りよがりに作戦を練り始めるようなもので、ゴールから遠ざかる結果にしかならないので、いまから仕切り直しでぼんやりと紹介を始めます。


大阪在住の方ならきっとご存じのラーメン一作が門真に新店舗をずいぶん前にオープン。ココロ社さんの日記で一作の濃さについて知ってからずっと気になっていました。


天下一品より色が濃いです。所詮、天下一品は上品な京都の産物にすぎないと実感する瞬間です。味は…天下一品より複雑&怪奇。妙にこってりとした甘さと臭味が口に残ります。これは一説では、鶏ガラだけでなく、内臓も入れてるんちゃうかという話で、なるほど、レバーの味がします。薬味のネギは入れ放題なんですが、入れ放題だというのがうなずけるスープの臭さです。麺は太麺でもっちり。ものすごく体調がよいとき以外は、食べ終わると気持ち悪くなります。
天下一品が薄いとお嘆きの貴兄に(おそらく二度目くらいだけど)贈る… ココロ社 ♪ほのぼの四次元ブログ♪

こってりラーメンを食べる層にジャストフィットのパチンコ店の敷地内、そして高速道路を使わずにがんばって走るトラックがたくさん往来する国道163号線脇、門真で免許を取得したらその足で四条畷を越え清滝峠に行き軽い気持ちで峠を攻めたり……というグッドな立地条件。ファミリーマートのはす向かいにある店舗は、看板がびっくりするほど大きく黄色に輝いているので見落とす心配もありません。



かなり前から行きたいお店だったのですが、門真という場所は私にとって中途半端な場所であり、店の側を通りかかるのは、私が疲労の極みに達している時間帯が多かったため、ココロ社さんの『ものすごく体調がよいとき以外は、食べ終わると気持ち悪くなります。』という一文が頭に残り、体調の悪さに決定打を与える気がしてなかなか一歩を踏み出せませんでした。しかし、いつまでも完全な状態を待ち続け、ボンクラ太公望となっても仕方がないとようやく気付き、人生に対してもっと積極的な攻めの姿勢をとるべく、いつものように逡巡することなく降りしきる雨の中、グッとハンドルを店の方向に向かって切りました。*1

ラーメン一作

店に入ろうと車を停めると、店の前で二十歳ぐらいの男の子が三人ほどいて、「入る?ここキツそうじゃね?前に誰やったかまずかったって言ってた」「まずかったら責任取れよ」「高いけどウドン屋の方にしねえ?」というやりとりがなされていました。若くて体力がありそうだったのにチキンだなとなぜか勝ち誇った気分で彼らを一瞥して私が店に入ると、

ラーメン一作

客は一人もいませんでした。客は一人もいませんでした(リプライズ)。土曜日の夜十一時。クーラーがやけに効いていて、薄着の私はすこし寒さを感じました。
店の中はなんともいえない獣っぽい匂いに包まれていましたが、店自体が新しいためか、それほどきつくは感じません。すこし表現は悪いですが、生命の躍動とはまた違った意味での"生きている"感じのにおいです。

  ラーメン一作   ラーメン一作
ラーメン一作

若い店員さんが注文をとりに来てくれ、私はこってりラーメンを頼みました。普通サイズはけっこう大き目ですか?と質問すると、私の姿をすこし上体を引いて眺めてから、「ハーフサイズがいいですね……。それと、ウチのはそうとう濃いですけれど、そちらの方は大丈夫でしょうか」と言って気遣ってくれました。もちろん笑顔で「大丈夫です」と即答。
待っている間にそこらへんにあるメニューとかトッピングの説明を眺めました。『ピンクしょうがを入れると、一風かわった味になります』という記述に、「一風かわった味っていうのはおいしいっていうのとはちょっと違うよな……」と違和感を感じました。

ラーメン一作

ラーメンが来る前に、ネギが先に運ばれてきて、ネギがたくさんあるということってかなりいいなと好感触。ラーメンの上にトッピングされる時、ネギ・卵・肉は普段それらの食材に対して思うより、三割増しの価値になるようだね……とその時の私は適当に思いました。



そして到着したラーメン。こってりラーメンがやってまいりました。やはりこってりしています。食べる前からこってりしてきました。
ラーメン一作
なんか濃い感じ…… 最初の感想はただそれだけです。よくよく考えてみると、私はラーメンについて深く語れるほどラーメン好きではなかったな…… そうぼんやり思いながら、ラーメン店を紹介する本ではこんな所を撮影するだろうなとぼんやり考えた点をぬかりなく押さえてきたのでよかったらごらんになってください。
麺は太麺です。モッチリ?した感じなんだと思います。スープは茶色で濃い感じです。レバーが入っているといわれたら確かにそんな感じだと思います。なんかドロドロ煮込んであって濃いです。うまいのかまずいのかでいうと、まずくはないです。おいしいのかと問われたら、おいしいような気がします。せっかくのラーメン店なのに、自分のラーメンに対する煮え切らなさだけが浮き上がってきて、なんだかやりきれない感じです。


モッチリ?した麺  レンゲの上でも透明度がほぼゼロのこってりスープ。
  ラーメン一作  ラーメン一作

ココロ社さんが書かれていたように、スープ内に含まれる色々と濃い部分&クーラーが効き過ぎという二つの要素+体調の悪さにより、なんだか具合が悪くなってきましたが、トッピングを味わおうと、ピンクしょうが+にんにく+ねぎいっぱいを加えたら、かなり食べやすく変身しました。ラーメンが残り少なくなってからおいしくなってきたという残念な結果ですが、もう一回注文できる余力はなかったので、今回は諦めました。結論。トッピングをアホ程加えていくとうまいラーメンでした!
ピンクしょうがとネギをドッサリ、ニンニクと醤油ダレはちょっとという配分がベストかと思われます。


この状態がいちばんおいしい!


全力をつくした結果
3もしくはΣ(シグマ)のマークをかたどったネギが底に出現し、訳のわからない「ぼんやりするなよ」的な啓示を与えられた気がします。
ラーメン一作


ごちそうさまでした! またもう一回リベンジする気になっているので、一作はやっぱりおいしい?んだと思います。大阪に住んでいて門真、寝屋川、茨木に行ける方は機会があったらではなく、機会を作って一作に行ってみてください。「おいしい!」と自信を持って言うことはないのに、もういちど食べたいと思うなんて、あまり意識していなかったのに一度話したら気になってきてしまった相手に対する恋心のようではないでしょうか。

あと、一作のチェーン展開の方向性が謎すぎるのがちょっと気になりました。梅田店?新大阪店がなくなっているのか、すこし高級志向の居酒屋をやっているような…… 不思議な方向に向かって独自に進んでいく一作を、かなり離れた場所から見つめていきたいと思っています。


おいしいのかおいしくないのか薄ぼんやりした不安な気持ちになるラーメン、一作へレッツゴーと無責任に呼びかけて今回の門真チック天国を終わります。大阪に住んでいる方、らーめん一作をよろしくお願いいたします。




(リンク)http://www.issaku.co.jp/ramen/

らーめん一作 門真店へは、車で行くのならば門真の免許試験場のそばにある国道163号線四条畷・清滝・登美ヶ丘の方向へ進んでいけば、十分程度で左手にでっかく黄色い看板が見えてきます。


大きな地図で見る

他店の周辺地図です
(リンク)http://www.issaku.co.jp/ramen/tenpo/index.html

*1:そんな色々と考えていたわけではなく、調子に乗って後から適当に書きました。