ロミオとロミオは永遠に/恩田陸

SFというか、ひどい説明のしかたをすると、バトルロワイヤルみたいに生徒が闘い、大脱走の雰囲気と偉大なる兄の影とバトルランナーみたいな未来競技を少年同士の熱い友情をまぶして大いなる黒い政治の力と宇宙への移民と捨てられた地球を詰め込んで五回ぐらい誤解してシェイクしたような無茶な力でいっぱいの本。結論としてわけが分からないけれど入り込んだら十二分に楽しめました。