記録しようそうしよう

はてなダイアリーを、読書したものの記録する場所として使うのに挑戦していきます。25時/デイヴィッドベニオフ/25時 (新潮文庫)作者: デイヴィッドベニオフ,David Benioff,田口俊樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2001/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック:…

私はおもねらない(絶対に)

この前、たまたま本屋に行ったら面白そうな本があって、表紙を見てウーン?と思ったけど、読み始めたらクツクツ笑い始めてしまいました。このままじゃ本屋で笑い続けるおかしな人だと思われるので、この本を保護して家に帰りました。*1 目的?もちろん、笑う…

転校生 俺のアソコがあいつのアレ

「ある!」「ない!」転校生―オレのあそこがあいつのアレで (ビッグコミックススペシャル)作者: 古泉智浩出版社/メーカー: 小学館発売日: 2006/01メディア: コミック購入: 1人 クリック: 27回この商品を含むブログ (14件) を見るもし、性別が入れ替わってし…

皇国の守護者

サーベルタイガー&新城。寒い場所で悲しい戦争の物語。たくさんの足かせの中で「猫」と呼ばれるサーベルタイガーと共に生き残るための戦いが続く。 旧日本軍に似た体制の国、サーベルタイガーや龍が違和感なく存在する世界。雪の中、旧式の軍装で大国の侵攻…

A Million Little Pieces 

A Million Little Pieces (Oprah's Book Club)作者: James Frey出版社/メーカー: Anchor発売日: 2005/09/22メディア: ペーパーバック クリック: 1回この商品を含むブログを見るファイトクラブのような導入部と「目の前を小さな大名行列が歩いてゆく*1」をあ…

スクリュー・ドライバー入門

徹底使いこなし電動ドリル&ドライバー―DIYerの最初のTOOL電動ドリルでこんなにできる (Gakken mook―DIY series)出版社/メーカー: 学研発売日: 2005/08メディア: ムックこの商品を含むブログ (2件) を見るこの本は、面白さを求めて購入したのかもという淡い期…

重過ぎない重さ、ひびくリアルな言葉/重松清

最後の言葉 戦場に遺された二十四万字の届かなかった手紙作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/07/16メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見る作家の重松清が、テレビでドキュメンタリー番組で戦時中の兵士が書き綴った…

いらない本/なぜ、そのまんま東

友達数人に「いらない本あったらちょうだい」とお願いしたら、軽い気持ちとは裏腹に段ボールで送られてきて戸惑いました。私の伝え方が悪かったことはキッチリと認めるのですが、本当に「いらない/捨てたい」本が届きました。「ちょうど良かった。そのまま古…

孫の時代

大泉逸郎が巻き起こした「孫」ブーム以来の、今世の中にやってきている微妙なバブル風味と一緒に「孫」ブームが!残念なのは、孫を持っていない人が孫ブームに乗っかろうと思っても、子どもがいない場合はまず、子どもを作る相手から探さないといけないので…

ソラニン

あまりに昔の自分がいるようで痛いソラニン 1 (ヤングサンデーコミックス)作者: 浅野いにお出版社/メーカー: 小学館発売日: 2005/12/05メディア: コミック購入: 21人 クリック: 383回この商品を含むブログ (748件) を見る焦燥感

○川上健一 ×山川健一/大きな勘違い

暴力的なまでの郷愁で殴りかかってくる「翼はいつまでも」「四月になれば彼女は」を読了しました。痛みを伴うような甘酸っぱい話なのですが、読み終わってから、そういえばこんないい話経験した事ないのに、なんだか自分のことのような気がすると感じました…

掌の小説/ブラック川端康成

「てのひら」の小説か「たなごころ」の小説のどちらか読みが分からないままもう十年以上。いっそ分からないまま生きてゆきたい、そんな十一月です。掌という字を見た瞬間にパンクラスを連想するあなたは私の同志。*1掌の小説 (旺文社文庫)作者: 川端康成出版…

吉田修一

一度に続けて本を読みすぎると、どれがどれだか分からなくなってきます。同じ作家の本だと、当然ながらトーン、設定、構成などが似ています。もう脳が弱ってきたからかもしれませんが、「パーク・ライフ」と「パレード」は乾いたというか殺伐としたトーンで…

海辺のレッスン 92歳の彼女がくれたもの/ジョーン・アンダーソン

海辺のレッスン作者: ジョーンアンダーソン,Joan Anderson,入江真佐子出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2005/07/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見るこれは92歳になっても軽やかに生きる女性との会話を記…

兵器・北朝鮮・大いなる力/福井晴敏

とりあえず読了したもの。とにかく機械(というか兵器)についての説明が詳しい。どの本にも、実直だけれども不器用なおじさんが出てきて、ホンワカとさせられる瞬間がある。よくこれだけのボリュームのものが書けるなと思うぐらいに勢いがある。潜水艦(終戦の…

冒険・車・セックス・ピストル/垣根涼介

家に届けられたダンボールにドッサリの本を見て、久々に戦闘意欲を掻き立てられました。自分だったら絶対に選ばないと思われる作家さんの物ばかり。朝の九時に到着してから始まった長期戦、垣根さんの本をすべて読破しました!今の私はかなり強くなったよう…

妹とバスに乗って/レイチェル・サイモン

前からちょっとタイトルが気になっていたので読みました。戦いがたっぷりの本を読みすぎたので、箸休め的に読むつもりだったのですが、けっこう引き込まれてしまいました。 障害を持った妹と、今まで仕事を理由にあまり積極的に関わってこなかった姉が「一年…

キンキー・アフロが流れてた 最後のリクエスト/ルイーズ・ヴォス

最後のリクエスト作者: ルイーズヴォス,Louise Voss,矢羽野薫出版社/メーカー: アーティストハウスパブリッシャーズ発売日: 2002/08メディア: 単行本この商品を含むブログを見る最後のコインに祈りを込めてミッドナイト・ディー・ジェイではなく、シリアスな…

ロミオとロミオは永遠に/恩田陸

SFというか、ひどい説明のしかたをすると、バトルロワイヤルみたいに生徒が闘い、大脱走の雰囲気と偉大なる兄の影とバトルランナーみたいな未来競技を少年同士の熱い友情をまぶして大いなる黒い政治の力と宇宙への移民と捨てられた地球を詰め込んで五回ぐら…

愚息…?

レビューを要チェック!お父さんの優しさを感じさせてくれるいい話なのですが、 住友信託銀行サイトのトピックからアクセスできる第五回「60歳のラブレター」 コンクールへの私の入賞と相前後して と気持ち自分アピールが先走っているのがかわいらしくも感じ…

ラッシュライフ / 伊坂幸太郎

夏のフェア用に紹介文を書くために読みました。久しぶりに群像物を読みました。日本人でこの方式を採用する事はいままでにほとんどありませんでしたが*1別に違和感がなくいいじゃない。 *1:たいがい編集者がまあ、やめなさいと止める